キミにアガリをいれてあげる

ごきげんよう(以下略)
華族の末裔にして小笠原グループの後継令嬢、リーマンショックなにそれ食べれるの?を地で行く超お嬢さま、小笠原祥子(さちこ)。リリアン女学園高等部に通う純粋培養箱入り乙女である彼女は、ひょんなことから、僕、篠塚まさると付き合うことになってしまったのだった!!ごきげんよう!!(以下ライオンの提供)
今日は、小笠原家への初訪問デート。手料理でもてなす気満々の祥子。一回ヤッただけで彼女気どりの祥子(いい意味で)。……中央線からの乗り換え際、こんな設定を組み、独りで脳内おしゃべりしてみた。それを敢えて晒そうと思う。マゾなのか、僕は。


「―――え、手巻き寿司?!」
「うふふ、そんな大したものじゃないのよ。」
「いいねぇ!いや凄くいいよ。僕、こう見てえお寿司さんでバイトしてたことあるんだ。任せてよ。」
「あら、それは初耳。お寿司を握ってくれるの?」
「いや、君のため、最高のアガリを淹れるよ(キリッ」
「あがり…」
「そう、アガリ。あとお皿も数えられるよ(キリッ」
「た、助かるわ。それじゃあ折角だから、早速淹れてもらおうかしら、その…アガリ?」
「ガッテン承知!!」
「あ、これ店の決まりなんだ」
「は?」
「祥子さん、粉は?」
「お抹茶のことかしら…それなら確か」
「ちっげぇよ!知らねぇよ。お抹茶なんて。僕、インスタント粉末のお茶なら淹れられるけど他はわかんないよ」
「…そ、そうだったの」
「当たり前だろ。今日日、回らない寿司屋だって普通にインスタントのお茶だよ。ったく。」
ゴロン
「あーあ、もう僕しらけちゃったな。」
…ブリッ。
「オナラフーリガン現るっ。なんつってwww」
「…」
ゴソゴソ…
「祥子さーん、ちょっとこっちきて」
「?」
「はい、握り(っ屁)一丁!!ギャハハハハハwwwwwwww」
「帰れ。頼むから」


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