花太郎潜入記

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母さん、まさるは今日初めてビデオBOXというところに行ってきたよ。

部屋の狭さはまんが喫茶の個室そのもの。
ただし扉がしっかりとしていて、勿論内鍵付き、完全な密室が保たれているんだ。
部屋のタイプはイス、畳、ベットと選べるようになってる。すばらしいよね。
つまりこれは「足ピーンタイプ」「あぐらタイプ」「うつ伏せタイプ」と使用者のニーズに応えたカタチさ。


ん?あぁ、僕としたことが大切なことを忘れていたね。
この日記は以前より“偏差値70以上の巨乳女子高生(処女)”を主な対象読者としているわけだから、
当然、中には

「ふむ…ビデオBOX。新しくできた自習室かなにかのことだろうか。…それにしても肩が凝る」

とお困りの婦人も多数いらっしゃるはず。いやはや失礼失礼。


ビデオBOXとはつまり「ヌキ場」です。
処女の皆様には俄かに信じがたいことかもしれませんが、
平たく言えば「オナニーをするためだけに存在する場所」 ということです。
ストレス社会で戦う現代のサムライにとっての憩いのオアシスということです。
美しい国、バンザイ。


閑話休題


場所ですが、最初は学校にいく途中、新宿にてふと思いついたので新宿のビデボに入ろうかと思案。
が、土地柄ヤバい店やお姉さんが手伝ってくれる系の店(そういうビデボも有るらしい)が多そうなので0,2秒で却下。


チキンまさるは一路秋葉原へ向かった!!


学校をサボりオナニーをするためだけに颯爽と電車に飛び乗る男。
無論優先席に座る。
構うもんか。
俺にはこれから壮絶な戦いが待ってるんだ!
ドカッ。腕組みも欠かせない。

最低である。
やっていることは本当にロクでもない。
だが、何故だろうか…奇妙なものだ。
野望を湛えたその男の顔は不思議な爽やかさに満ちていたのである。
篠塚まさる。まことにもってアッパレな男である。


つづく
(2007年09月25日16:04/mixiにて)