普段まったく喋らない女の子が超饒舌になった。但し淫語しか喋らなかった

お酒は怖いです。

昨晩、大学のゼミの飲み会がありました。
お酒は人をオカシクさせます。いや、素直にさせる。必要以上に。



「須賀さん(仮名)、ほらお鍋きましたよ」
「セックスしたい」
「はいはい。ほら食べましょうよ。豆乳鍋ですよ豆乳」
「ソウニュウ?!挿入!!」
「豆乳だっつってんだろ」
「挿入!!」
「黙れ色情狂ッ」

まさるも途中から「あ、この子はそもそもコレしか喋れない頭の弱い娘なんだ。だから普段静かなんだ」ってことに気付き、
普通の会話を成り立たせる努力を放棄。
もの欲しげだったので野菜スティックを渡しておきました。細くてごめんね。


逆サイドに座ってる女の子も酷かった。

綺麗な感じの人で、なんつーの?才色兼備?普段かなりシッカリしたまとめ役タイプの人なんだ。
色情狂娘と違って顔色も変えず普通にニコニコ飲んでるから、安心して隣に座っていたらふいに耳元で囁かれた。

「篠塚くんは早漏?遅漏?」
ビールを吹く。
彼女は依然ニコニコ。
「えっと…多分遅漏気味です」
「あはははは!!!!」
「はは(苦笑」
「……おせぇと痛いんだよッ!!」

スパァァンッ

思いっ切り頬にビンタをかまされる。
彼女は依然笑顔のまま。
まさる正座で半泣き。
「篠塚くんはさー、ちゃんと女の子の気持ち考えてあげてる?」
「は…い。あの、確かに遅漏気味かもしれないんですが、しっかり前戯…」
「前戯?」
「はい。前戯を」
「っったりめぇだろボケ!!!!」
スパァァンッ
再びフルスイングのビンタ。
あれ、耳の奥がキーンてする。
怯えるまさるを見て微笑む才色兼子。
ぇ、なんなのこれ。死ぬの?まさる死ぬの??

正面の男の子に助けを求めようと目でサインを送るものの、須賀さん(色情狂)と肩組んでセックスセックス叫ぶのに夢中で全く気付かれない。
駄目だ。ここは狂ってる人間しかいない。
死を覚悟した20の夏の夜。
キャシャーン(笑)


…ちなみに一次会で一斉解散しました。
まさるの貞操は問題なく守られているので、ファンの方ご心配なく。