コードギアヌス
久しぶりの友だちに会ってきた。
「飯食った?」
「ゴメン、いま食べ終わったとこ」
「そっかーじゃあ飯食いにいこうぜ」
不毛なやりとりを受話器越に交わし、近所のファミレスで落ち合う。
久しぶりに会った彼は、現在腐女子の女の子(日本語ヘン)と仲良くしているらしかった。
腐女子っていうのはアレです。なにかにつけて、漫画とかアニメ、はたまた鉄道や都道府県なんかのカップリングを妄想し、
すぐホモセックスに結びつけたがる困った女の子たちのことを指す言葉です。
まさるは大いに興味をもった。
話は流れ、話題はコードギアスに及ぶ。
ルル×スザクなのかスザク×ルルなのかという話を
大の男二人が、深夜のファミレスで真剣に話し合っていた。
正直まさるにとってはルル×スザクもスザク×ルルでもどちらにせよよかったのだ。
篠塚まさるにとってコードギアス理想のカップリングは
断然、ディートハルト×ルル―シュなのだから。
〜〜〜以下妄想〜〜〜〜
素肌に食い込む拘束具の冷たさ、カビ臭い地下室の臭いでルル―シュは目を覚ました。
ぼんやりとしていた脳が覚醒するにつれ、状況の異常性に気付いていく。
ブリタニアか?いや中華連邦?
思考が錯綜する
とにかく、ここから脱出する方法を考えなくては。
その時だった。
コツ…。コツ…。コツ…。
何者かの足音が無機質なコンクリートの床に響く。
勿体つけた歩き方。
こちらを焦らし揺さぶりをかけ楽んでいるかの様な、いやらしい足音だ。
反射的に湧き上がる嫌悪感にルルーシュは眉をひそめた。
コツ…。コツ…。コツ…。
しかし、歪められた綺麗な眉は次の瞬間再び形を変えることになる。
闇の中から現れた人物。その正体とは
―――ディートハルト!?
肩まで伸びた特徴的な長髪、知性を湛える広い額。
口元にどこかシニカルな笑みを浮かべ、その男ディートハルト・リートは立っていた。
「おはようございます、ゼロ」
掌でフィルムケースほどの大きさの<なにか>を転がしている。
笑みは崩さぬままだ。
「いや、今はまだ“ルルーシュ・ランペルージ”とお呼びするべきかな?」
「!!」
涼しげな表情のディートハルトとは対照的に、動揺の色が濃いルル―シュ。
「くっ、何をする。やめろ!!」
「信頼できる筋からの情報があったのです。ふふ、なに簡単なことだ。」
―――――飽きたので中略――――――――
「もし!!あなたが本当にゼロだというのなら、……“ギアス”を使うのです!!そして、私を止めてみなさいッ。さもなくば……」
ギュュュュュュゥゥゥィィイイイ
けたたましく唸りを上げ、高速でピストンを繰り返す機械。
先端には、男性器を象った禍々しいディルドーが装着されている。
「ふふふ…これこそが我ら黒の騎士団が拷問用に独自開発したファッキングマシーンッ!!!」
「くっ、正気かディートハルト?!それにこの動き、まさか」
「ほう、流石はゼロ。もうお気づきなのですね。
このファッキングマシーンがサクラダイトで動いているという事実に」
ギュュュュュュゥゥゥィィイイイ
「さぁ!!ギアスを使うのです。私にゲフィオンディスターバーのスイッチを押させてみなさい!!」
アッーーーーーーーーーー!!
快楽に逆らえないルル―シュ、ハメ撮りを始めるディートハルト。
コードギアス(笑)
あれ、ドン引き??